「カサノバ経営」

「カサノバ経営」


多くの外食産業社はコロナの影響を受けているがマクドナルドは2020年12月期の業績が前年比売上2.3%増、営業利益11.7%増。2021年3月まで社長だったカサノバ氏の取り組んできたことが結果として現れた格好になっている。勝てば官軍。

売上=客数×客単価
マクドナルド、すかいらーく、松屋で比較。
・マクドナルド: 客数↓、客単価↑ 持ち帰り需要多い→客数はまだ戻り切っていないが、客単価が上がっているのは明らか客層は、単身者よりもファミリー層が多い。・すかいらーく:客数↓、客単価↓  持ち帰り需要少ない新商品開発も行っているが客単価も戻り切っていない。・松屋:客数↓、客単価 ↑  持ち帰り需要多い客層は、単身者が多い。なので新商品開発により客単価はあがったが大幅には上がり切っていない。

ちなみに、マクドナルドはファミリー層が多くて巣ごもり消費の影響で棚から牡丹餅需要が転がり込んだ、という訳ではない。

カサノバ経営の具体的施策。
↓ ↓
客数、客単価UP策・デリバリー強化→コロナ以前よりデリバリー強化を図り、コロナになってもスムーズにデリバリーが行われる環境が既に形成されていた。
・アプリの使いやすさ→簡単で使いやすいからマックにしよう、という思考になりやすい。
・外部サイトからの顧客流入→メルカリやスマートニュース等別サイトでのクーポン獲得機会創出
・夜マック→ミートが2倍、お腹が満たされる感覚になる。アメリカでは全てがスーパーサイズ、日本はどちらかというと多く摂取したい場合は「大盛り」にするという文化。日本では、日本特有の考え方をカタチにし2018年から夜マックを開始。徐々に「夜は夜マックを食べる」という習慣が根付いてきた。