競争地位別戦略

競争地位別戦略

フィリップ・コトラーが発案した経営戦略の1つ。


■マーケット・リーダー
量的資源・質的資源双方を兼ね備えた、マーケットをリードする立場。
市場自体の拡大をしていくことが戦略目標となる。

■マーケット・チャレンジャー
量的資源はあるが、マーケット・リーダーほど質的資源はないので、
マーケット・リーダーとは別の商品で差別化を図っていくことが戦略目標となる。

■マーケット・フォロワー
量的・質的資源ともに小さいので、既存商品の類似商品を安い価格手展開していく戦法。
そのためにも内部の生産性向上を高めていく必要があり、それが戦略目標となる。

■マーケット・ニッチャー
マーケット・フォロワーと同じく量的資源は小さいが、確かな質的資源を持ち(技術力)
それを大手が狙わなそうな領域で活かしていくという戦略目標が必要になる。

中小企業としては、ニッチャーの戦略を取りながらも、利益確保のためにフォロワーの戦略である
「生産性向上」にも目を向けないといけない。
そうしないと、いつか大手が模倣してきたときに利益を残せなくなる。