態度教育

態度教育

引き続き、原田さんの本に書かれていた内容で気になったことを記載。

会社の事業計画をたてるときに、
まず現状把握から行うのは通説だが、経営数値だけを見ていると、
どの部門が生産性悪いとかは見えてくる。
そして、ついつい技術的な対策に話が移ってしまう傾向がある。

この事が悪いと思っている訳ではないが、
生産性が悪い、利益率が悪い部門や会社に欠けているのは
技術的な側面もあるかもしれないが、「規律自体がなく緊張感がない」という事が本質的な原因だったりするのかなと。
課題を深堀していき、そこに辿り着けばいいのだが、もしかしたら普段気にしていない・重視していないのでたどり着けないかもしれない。

緊張感がないのは、規律がないからというロジックで考えてみると、
規律を設ける、ただし細かい業務的な規律ではない。
「挨拶は自分からする」「靴を揃える」「ゴミを拾う」etc
恐らく、まずは「挨拶は自分からする」ことから改善しよう!と
従業員に発信すると、ほぼほぼスルーされるだろう。
そんなもんだ。

これは、率先垂範で強烈なリーダーシップを発揮し、
そのスタンスを組織で根付くまで、一生やり続ける覚悟がないと難しい。
ただし1人で勝手に「挨拶は自分からすることが大事だ」と考え始めても恐らく何も変わらない。
なので、一旦個人で動き継続しながら周りの印象を少しずつ変え、1か月か2カ月後に
「先ずはこういうところから正そう」という流れを取ると「確かにあの人は気を付けている」となり説得力が増す。

原田さんは「態度教育」から始めることの重要性を説いていた。
「業績の良い会社」と「業績の悪い会社」は、風土が全く違う