割れ窓理論

割れ窓理論

司法学者ジョージ・ケリング氏が提唱した考え方。
「1枚の割られた窓ガラスをそのままにしていると、更に割られる窓ガラスが増え、いずれは街全体が荒廃してしまう」という理論。

この理論を治安維持に取り入れたのが、元ニューヨーク市長のルドリク・ジュリアーニ氏と言われている。
そして、実際に治安維持というか、治安改善に繋げたという話は結構有名。

割れ窓理論の考え方は、会社内・家庭内でも応用できる。
玄関に揃っていない靴があると、他の靴も同じように揃わない可能性が出てくる。
「揃っていない靴があるから、自分のも別に揃えなくていいや」という心理が働く。
これがドンドン連鎖していくイメージ。

「挨拶をしていない人がいる」と「自分も挨拶しなくていいや」という心理が生まれる。
逆に、周り皆が元気に挨拶をしていると「自分も元気よく挨拶をしよう」という気持ちが生まれる。
割れ窓理論の逆説的な使い方である。