植物肉ブーム

植物肉ブーム

肉の代わりに大豆を主原料とした肉を植物肉というが
設立5年のDAIZ社が取り扱う植物肉生産技術に目を付け
大手メーカーである、味の素社やニチレイフーズ社が
続々と資本業務提携を結び資金調達を図っている。

米国ではスーパーに牛肉や鶏肉売り場に植物肉も陳列されている。
動物性たんぱく質の摂取を避ける人が一定数いるという事情がある。
その他の植物肉普及の理由としては、温暖化にある。
例えば畜産業で牛が排出する二酸化炭素や腸内ガスが一定数あるため
温暖化を防ぐ目的としても大豆を使うという考え方がある。
また2030年にはタンパク質の供給が逼迫する可能性があるということ。
これは世界的な人口増加と新興国の経済成長によるもの。

大豆にも当然こだわりをもち差別化を図っているのだが
そこは、かくかくしかじかの事情や取り組み実績があるとして、
DAIZ社が考えている優先課題は2つ。

・コストダウン
現在国内のスーパーに陳列されている植物肉は
牛肉や鶏肉と比較して2~3割高い状態。
夕飯メニューに自然と植物肉が使われている状態を目指す。

・国内の大豆使用率を高める
今は、ほとんどを輸入に頼っている。
生産量やコストの問題などあると思うが、
国産大豆を積極的に活用していける生産体制とコスト削減の実現を目指している。