3Dプリンター市場

3Dプリンター市場

3Dプリンター市場は19年1,186億→25年1,833億になると言われている。

そもそも、3Dプリンター技術とは?
樹脂や金属を素材とする3Dプリンターで
建築を始め、医療、ロケット、航空機など様々な分野で3Dプリンターは活躍しているし
今後も活躍の場が広がることは間違いなさそうだ。

どんな効果があるのか?
・人手不足の解消
・コスト削減
・少量多品種生産に対応可能
・デザインの幅が広がる(住宅であれば曲線が描きやすくなる)
住宅建築では既に活用され、海外では販売もされている。

大まかな流れとしては、
・3Dプリンターには事前に図面データを入力
・データ通りにノズルを動かす
・紫外線を当てるとすぐに硬くなる特殊な建築素材を噴射して積み重ねる
例えば、天井部分の工程では柱やパネルを設置した後、上から覆うように建築素材を噴出して形成していく。
固まった層は外壁や床材などになるため、大がかりな現場工事は要らない。

現在、手がけているのは米建築スタートアップ、マイティ・ビルディングズ社。
同社は自社工場で3Dプリンターで住宅を製造、そのまま大型トレーラーで運んで施工するビジネスモデル。

一人暮らしなどに向く小型住宅なら、10日程度で製造から施工までできるという。
費用も従来より30%は削減できると。

オランダの3Dプリンターメーカー、サイビ・コンストラクション社は既に世界で10台以上の納入実績を持つ。
同社は数分で固まる素材も開発し、これらを使ってアラブ首長国連邦やオランダなどで住宅が建てられている。

日本国内では、大林組や竹中工務店が、ベンチやイベント施設の建築に3Dプリンターを使おうとしている。
ちなみに、マイティ・ビルディング社は、今後日本への参入も検討しているとの事だが
日本は品質への拘りが強く法規制が厳しいので、どこまで対応できるか。
国内で国内企業での生産高を上げていくという考え方も重要だが、ガラパゴス化しないで欲しい。