メルカリのターゲット

メルカリのターゲット

メルカリの年代別の年間平均出荷数をみると、
60代が20代の倍あるという記事を読んだ。

そもそも、60代と20代ではメルカリを使う目的が違う。
「巣ごもり消費」の傾向が強くなってきたことはキッカケの一つ。
これは、メルカリが「時代の流れの恩恵を受けた」という捉え方もできるが
メルカリ自体の「施策がはまった」という捉え方もできる。

通常のEC取引だと「自分が欲しいものを選び買う」というスタイルだが
フリマアプリだと、「自分と同じ趣味嗜好を持っている人が買ったものを選び買う」というスタイルなので
同じ価値観を持った人との対話を楽しんでいる。

特に、コロナの影響もそうだがシニア世代からすると会社を退職し人と会話をする場所が限られてくる。
ただ誰とでも話せればいいという訳でもないので、
・会話できる場所をつくることができる
・同じ価値観を持った人と会話ができる
この環境をつくれることが大きい。

また、「メルカリポスト」の影響はメルカリ側の施策がはまったと言えるだろう。
以前のブログでも記載した記憶があるが、ドコモとのコラボ企画でターゲットはシニア層。
メルカリで売れた商品を配送してくれるポスト。
お互いの顧客を引き合わせる仕掛け。