コンコルド効果

コンコルド効果

コンコルドの過ち」みたいな使われ方をするが、
投資を継続すると、損失が拡大することが分かっていても、取り戻そうとして投資が止められない心理的現象。

パチンコ、競馬、競輪、株、FXetc すべてに当てはまる。
まさに「止めたくても止められない」現象である。

これは事業においても言える。
開発でお金を想定以上に使い、これ以上使うと回収の目途が立たないと分かっていても
これまでに費やした時間やお金を惜しみ、事業を止める判断ができなくなるのと同じ。
この判断ができるかできないかで会社の存続が決まることだってある。

実際にやっている人間からすると、
止めることは勇気がいることだし、止めることで批判を浴びることが分かると
余計に止められなくなるもの。
プロスペクト理論の心理も絡んでくるが、
人間は「得をするよりも損をすることの方が嫌がる」。

例えば、株の取り引きをするときに「○%下がったら売る」というルールを設け取引をしている人がいる。
このルールは短期取引か中長期取引かによって、考え方は変わってくるが
「損失を最小限に止めながら、利益を得る場所をまた探し投資をする」ことを継続した方が
中長期スパンでいくと得をするケースは大いにある、私は少なくともそうである。
とは言え、大前提として勉強は必要だし、何でもかんでも上手くはいかない。

何かしら投資をしたことがある人であれば「あー経験あるなー」と感じる「コンコルドの過ち」
ネガティブ用語だが、戒めとして覚えておくと良い言葉である。