野村監督の金言/マンダラチャート

野村監督の金言/マンダラチャート

元ヤクルト、阪神、楽天の監督で、
野球人でなくても多くの人が知っていると思われる野村元監督。
監督のイメージが強いが、選手としての成績も抜群で、野球界に対しての
貢献は計り知れないほど大きい。

そんな野村元監督の金言はたくさんある。
「無視・賞賛・非難」はとても有名。

その他に、「人間的成長無くして技術的成長無し」も心に響く言葉である。
野村元監督が、メジャーリーガー大谷選手の「マンダラチャート」を見たときに
「人間性」という言葉があるのを発見し、大いなる可能性を感じたという逸話がある。

「マンダラチャート」とは目標管理シートの一つで、
9*9、81マスの表の真ん中にKGI(最終目標)を記載する
KGIの周りの8マスにKGI達成のための施策・必要なことを記載する。
さらに、8マスに書いた8つの項目をKPI(中間目標)として、その周りにもそれぞれ施策・必要なことを記載する方法。
そうやってKPIを日々管理しながら、KGIに向けて考動していく。


話は戻り、大谷選手のマンダラチャートの真ん中(KGI)には、「ドラ1・8球団」。
その周りには、「コントロール」「キレ」「スピード160km/h」「変化球」「運」「人間性」「メンタル」「体づくり」が記載されていた。
この中の「人間性」に着目したことを野村元監督は言っているのだが、まだ高校生で「これに気づいた」ことが凄いと。

最後に、もう1つ、私が個人的に印象に残った野村元監督の金言を記載する。
部下のことが分からないのは、愛情が足りないから
「愛情が足りない」を深堀すると「観察が足りない」ということ。
上司が部下の観察を怠ってはダメで、「観察をもっとしなさい」と叱られた気分である。