ルートの法則

ルートの法則

組織コミュニケーションの領域に、「ルートの法則」という実践知があると言われている。
これは、組織内コミュニケーションの「伝わらなさ」をルートの計算式になぞらえたもの

・√4=2
・√100=10
・√10000=100

どういうことかと言うと、下記の通り。
・4名に伝わった状態にするためには2回言わなければいけない。
・10名に伝えようとしたら10回言わないといけない。
・10,000名に伝えようとしたら100回伝えないと伝わらない。

社内でMVVを定着させようと思ったときに、
社長が一度全体会議で熱く伝えたところで「伝わらない」。
社長が言う事が決して悪い事ではな。
10,000人従業員がいる会社では、繰り返し伝えないと全社に浸透しないということ。

理想は、会社で決めたことを、社長ではなく、他の役員、部長、課長などが
自分の部下に普段から繰り返し伝えていくことで、結果的に全社に伝わった状態を高めることができる。

MVVを例に出したが、せっかくそれらしいものを作ったところで、やはり作った人間しか腹落ちしていないのが現実。
「理念の普及活動」を「CI活動」と言うが、企業によってはそれをするための専門部署があったりもする。
それくらいMVVは重要だという言う事。

少し話が逸れたが、ルートの法則を頭に入れた状態で、自分以外とどう向き合うかを普段から考えた方がいいなー。先ずは私自身が。