頭のいい人の「答え方」

頭のいい人の「答え方」

『頭のいい人は「答え方」で得をする』という本がある。
その中で、参考になった部分を自分なりに整理してみた。

よくある日常風景ではあるが、
「最近どう?」と聞かれたり、どこかに行ってきたり話を聞きに行ったりしたときに「どうだった?」と聞かれることは良くある。
そのときにどう対応するかで、受け手の印象は変わるということ。
そんなことこれまで意識したことは全く無かったのだが、仕事やPVで人との関わり合い方を考えると
「あー確かにな」と参考になることがあった。

■最初の「最近どう?」と聞かれたとき
聞いた側からすれば「何か新しい発見」や「会話が弾む」ことを求めていることが目的だろう。
自分が聞いた側であればそう思う。
そうした目的があると仮定した場合、「特に変わったことはないですね」「ボチボチですね」で終わらせると
聞いた側の目的は果たされず、再度コミュニケーションを取りに行く意識が薄まる。

相手との関係性を良好にしようと思ったら、目的を理解して、目的を果たせる答え方をすればいい。
「いやーびっくりしたことがあってー」とか「この前停滞していたお客様から再度検討したいという話を受けまして」など
相手がハッとする言葉を最初にチョイスしたり、最近会った良い話を選ぶと相手は聞く耳を持つし、興味を持つ。
もしいきなり聞かれて上手く言葉が出てこなかったら、「そうですねー、、」と間を空けてもいいので
自分の得意領域の話をすればいい。
例えば、私はキャンプが趣味だが、「この前キャンプに行きましてー、、」という話題をすれば
聞いた側の頭に「次回話をするときはキャンプのネタをもって話しかけよう」という意識を持たせることができる。
自分の得意領域の話なので、「最近キャンプ行ってる?」と聞かれるようになると、楽しく話せる。
これは、自分のキャラを確立させるという楽な手段にも繋がる。
内容は、オチをつけれるとインパクトもあり尚良いが、特に奇抜な話をする必要はなく、
相手がハッとする掴みの言葉から始め、得意領域の話に繋げる、それだけ。

■2つ目の「どうだった?」と聞かれたとき
「面白かったです」「楽しかったです」という答え方を果たして聞き手は求めているだろうか?
聞きたいのは恐らく「中身」であり、仕事環境で上司から聞かれた場合は、
自社にとって役に立つ情報は持って帰れたのか、何か新しい発見はなかったか?などが目的であろう。
そのことを理解していると単に「面白かったです」「楽しかったです」という感想が頭には来ないと思われる。
「想定していたよりは、役に立つ情報を得られたと思います、理由は~」
「自社がやろうとしていることは、市場にマッチしていると思います、理由は~」
という事を冒頭に伝えると、会話が弾むし、余計な会話も生まれない。
そもそも何を目的に行くのか、聞いてくるのかを理解し、端的にその結果を伝える、ということ