ルノアールの新事業

ルノアールの新事業

先に、比較対象として出すと、「コメダ珈琲」のビジネスモデルはFC。
店舗は「郊外」にあるケースが多い。
ということが起因し、コロナの影響を受けてはいるものの
そこまで大きな影響は受けていないと言える。
直営ではないため、固定費が軽く、また都心ではないため
客数は減ったものの都心に店舗を多く配置するルノアールとは影響の大きさが違う。
ルノアールはほぼ「直営」というビジネスモデルであることもあり
客数が減るなかで固定費が重く、店舗数もコロナ前と比較し15店舗減少している。

ここで新たな策として「HINATA」というパン店舗の運営を始めた。
店舗網は郊外に張る予定。
ベーカリー専門のコンサル会社ダイユー社の支援も受け、
今後はFC展開も視野にされている。

既存のルノアール店舗については、テレワークブースとしての活用機会をつくり始めた。
さらに、改正健康増進法により喫煙ブースは電子タバコのみという状態にしたが
紙たばこ派のお客様からの要望もあり、紙たばこOKのブースをつくることにもしている。
「昔ながらの喫茶店」というイメージが強いルノアールだが、
果たして紙たばこOKというやり方は業績にインパクトを与えるだろうか。

個人的には、「HINATA」のDX活動がどのように業績に繋がるのかに注目したい。
例えば、レジではトレイ上のパンをカメラでスキャンし、
AIが自動判別して種類と値段を瞬時に特定できる。
そうすることで工数の削減ができることと、購入データを活用し
マーケティングにも活用できる仕組み。