2030年問題

2030年問題

航空業界の話だが、
コロナが落ち着くまではJALやANAも
リストラはせずに出向先へ社員を派遣したり
新卒採用を止めたりして対応をしているが、
パイロットだけは継続的に採用活動を続けている。

単純な話、パイロットがいなければ飛行機は飛ばせない。
過去にパイロット不足により運航を中止したり減らしたりの
対応に迫られたケースがある。

今もなおパイロットのみ採用を続けているのは
遠くない未来への対応のためである。
2030年問題とは、80年代後半からバブル経済が破綻するまでに
採用したパイロットが2030年付近で一斉に退職するタイミングで
パイロットが不足するというもの。

パイロットの定年は68歳未満らしいが、ギリギリまで飛べる人はほとんどいないらしい。
そう考えると、現在50歳前後のパイロットが辞めるのは2030年前後ということになる。
バブルのツケというものだろうか。