株取引:手数料無料化

株取引:手数料無料化

ネット証券大手のSBI証券が25歳以下を対象に現物株取引の売買手数料無料化を決めている。

昨年10月から「アクティブプラン」のみ約定金額100万までは無料化という仕組みに変えたが更に踏み込んだ料金体系に変更をしてきた。
※アクティブプラン:1日に複数回取引をする方向けのプラン

前回の手数料無料化の時は、
・1日の約定金額が100万を超えない人が元々少ないのかもしれない。
・事業の多角化が進んでいる事から踏み切れたのかもしれない。
という想定の元、他の証券会社も追随してくれないかなと思っていたらSBI証券が新たな無料枠を設定したのを皮切りに、松井証券と岡三オンライン証券も同様のやり方で無料枠を広げている。
※岡三証券は対面でも同様のやり方で無料化を始めている

今回の無料枠の拡大は、マーケティング要素が大きいと思われる。楽天証券が追随できないのは、すでに20歳以下の顧客が約20%占めているから。SBI証券は株式売買手数料は全体収益の3割で、他収益獲得に積極的な動きを見せている。アメリカでは、株式売買手数料以外の収益軸として投資相談や預かり資産残高に対して報酬を得るというやり方に比重を置いている証券会社も増えてきている。