GAFAの買収劇

GAFAの買収劇

「GAFAの買収劇」

2010年以降にGAFAが合併・買収した案件は458件で
内8割が異業種となっている。
個人消費者のデータがGAFAに集中し、
市場が寡占化することに異を唱えているのは
史上最年少で米連邦取引委員会(FTC)の委員長に就任したリナ・カーン氏。
弱冠32歳の米コロンビア大学の准教授であり女性委員長。

祖業(祖先が手を付け、現在まで引き継いでいる事業)以外への参画が活発で
同企業の発展だけだと革新が起きにくいという考え方から反発が起こっている状態。

GAFAの主な買収分野
・アップル:VRやAR
・アマゾン:IOTやロボティクス
・フェイスブック:ゲームやエンタメ関連
・グーグル:クラウド分野

グーグルとFacebookの買収があった業界では、
その後の3年でベンチャーキャピタル投資が40%減り、
案件も20%減ったという発表がされている。
※シカゴ大学のラグラム・ラジャン教授らの21年の研究

GAFAの手元資金は約41兆円とのことで
潤沢な資金があることは間違いない。
今後やろうとしていること、やりたいことはどのくらいあるのだろう。
ただし、規制強化がどのくらいのスピードでどの程度進むかによって
今までのようなペースでの拡大は難しくなるのだろうが。