ゼクシィの業態転換
結婚式の産業規模について、
2019年以前は年間1.4兆円あったが
2020年は0.4兆円にまで縮小している。
特に、政府から「結婚式をやるな」という方針が出された訳ではないが
親御さんが遠方にいたら呼べない等の理由もあるし
そもそもクラスター発生する可能性考えると実施する意思決定はしにくい。
リーマンショックや東日本大震災のときは大きな影響は受けていない。
どんなに不況でも「ハレの日」である結婚式は予定通り行われてきた。
ゼクシィを運営するリクルートの話。
結婚式場を運営する会社は横のつながりが特に無く
どちらかというとライバルだという意識が強かったらしいが
コロナ影響により横のつながりが生まれてきた様子。
例えば、キャンセル料について、式場によって払う払わないという
ブレが生じると混乱をきたすので、統一しようという動きになっている。
今後、パートナーシップの在り方が「法律婚」に縛られなくなるかもしれない。
「事実婚」が増えてくると結婚式場の需要は減る。
結婚式を運営する企業からすれば、
結婚式の在り方を変えるという選択肢も検討されている。
「リモート挙式」など
また、事業の多角化も求められている。
経営資源を活かした事業の多角化となると、
結婚式までのサービスだけに留まらず、
結婚式後のアフターサポートや、結婚相手を見つけるまでのサポート、
また緻密なイベント運営ノウハウは他の領域にも活かせるのではないかと個人的には思う。
ゼクシィを運営するリクルート社としても、
パートナーシップのあり方が変わってきている中で
生活のあり方、お金の使い方などアドバイザーとしての領域を拡大したり
ゼクシィアプリの中で結婚式までのスケジュール管理機能を追加したりと
変化してきている。