脱ごみ社会」自治体挑む 長野・川上村、生ごみゼロ

脱ごみ社会」自治体挑む 長野・川上村、生ごみゼロ

全国のごみ処理費用は年間2兆円かかっている状況。
増えているかどうかでいくと、直近10年で1割増えている。
財政が厳しい中で、持続可能な地域を築くためにはゴミの排出量を
如何に減らしていくかは重要な問題になっている。

全国単位で見ると、1人1日単位でのゴミの排出量は918グラム。
都道府県単位で見ると、長野県が一番少なく816グラムで、
その後を京都府、滋賀県が続いている状況。

長野県は「チェレンジ800」を策定し14年度以降1位を守り続けている。
ゴミ袋の有料化は、全77市町村の内60市町村が実施している。
全国で一番1人1日あたりのゴミの量が少ないのは長野県川上村。
一般廃棄物の中で4割を占める生ごみを回収せずに一般家庭で堆肥化している。

生ごみは水分含有量が多く、この水分が費用を増加させている要因でもある。
焼却炉の温度を下げるので、温度を維持するための費用が嵩むのである。

長野県上田市では、堆肥するための畑がない家庭に
乾燥生ごみ1キログラムにつき1ポイントを贈呈する事業を始めている。
5ポイント集めると市内のJA直売所で500円分の野菜などに交換ができる。