リクシル社:グリーン化への取り組み

リクシル社:グリーン化への取り組み

リクシル社が、
海洋を漂っていた廃プラスチックを活用して
再生材としてリユースできる仕組みを開発している。

元々廃プラを原料とした再生材は存在するし、
リクシル自身も10年より再生材を販売しているが、
これまで使われていたプラスチックはポリエチレンや
ポリプロピレンなどリサイクルしやすい一部の種類に限られていた状態。
海洋プラスチックや菓子の袋などに使われるアルミニウムを貼り付けた
プラスチックなど複数の素材が混ざり汚染が激しいものは
再利用されず埋め立てたり燃やされていた。

なのでこれまでとは違う再生材を開発した訳だが、
仮に新素材1トンを製造する過程で排出するCO2排出量は0.7トンと試算している。
この数値は、同じ量の従来の廃プラ原料を償却した場合の1/3以下になるという。
どれだけのボリュームで新素材での再生材開発が見込めるのかは不明だが、
19年の廃プラの総量は850万トン、その内再利用できずに
償却や埋め立て処分にされたものは125万トンと15%を占めていた現状を踏まえると
立派なグリーン化事業である。
三方良し。