Amazonとの共栄共存

Amazonとの共栄共存

セラシオという米会社の話。
2018年創業で既に従業員600人、売上高500億を超える規模に成長している。

Amazonの対抗馬としてショッピファイが急成長しているが
ショッピファイは自社でEC取引を完結させるノウハウで
セラシオはAmazonを利用したEC取引ノウハウ。

Amazonに出品する中小企業が増えている中、売上1億を超えると
利益率が下がっていく傾向を掴み、中小企業を買収後
商品の生産・物流・販売などをテコ入れして事業を自ら拡大していくという仕組み。

Amazonの元CFOも役員として参画しており、
買収するときの財務、特許、商品の安全性など500の審査基準をつくり
迅速で安全な買収活動を実現できる仕組みを作り上げている。
Amazonの事を熟知する必要があるし、Amazonとの折衝能力も重要。
EC取引がスタンダードになってきている中でAmazonとの共存共栄を
敢えて選んでいる部分は強かにも感じるし、
グローバル視点でみるとまだまだ買収候補になりえる企業は
世界に散在しているだろうから更なる規模拡大が期待できる。

あとはAmazonでないといけないノウハウに拘らないスタンスを取った場合
更なる市場拡大が望めるし、その内自社でEC取引が出来る環境をつくる可能性も
模索しているのではないかと感じる。優秀な人材が沢山いるのだろうが、
どのように集めてきたのかというか経営者のカリスマ性が凄いのだろう。